hayaokishufu’s diary

午前3時から始まる早起きママの日常

おすすめの絵本はありますか?

図書ボランティアを始めた。


そのさまざまな活動の中に、絵本の読み聞かせがある。


先週から2度、日頃から、子供たちに読み聞かせをされている方の教室を、見学させていただく。


詩、外国の絵本、文字のない絵本、そして、絵本を暗唱して読み聞かせ…


さまざまな種類の本、そして、読み聞かせ方に,私は絵本の世界にひき込まれ、そして、想像した。


その方は、自分で読むのと、読んでもらうのは違う、とおっしゃった。


まさにその通りだと思った。


自分で読むと、文字を追うばかりで、絵やその世界観を楽しむ余裕などない。

大人でもそうなのだから、小学生は、尚更だ。


絵本を、子供たちが、自分で読めるようになったことに、彼女たちの成長を感じていたが、『文字を読む』という点においての成長と、絵本を楽しみ、物語を想像するということは、別物だと、学んだ。


さらに、子供たちには難しいかな?とあまり選んで来なかった、外国の絵本の面白さを知った。

そこには、物語そのものの面白さはもちろん、文化の違いや、その国の暮らしが色濃く反映され、“絵本を見る=世界を見る“ことにつながる。


例えば、日本の絵本では、オオカミ=悪者という印象が強い。

オオカミがでてくると、何か悪いことをするのではないかという固定概念が拭い去れない。


しかし、その固定概念のまま、別の国の絵本を見ると、その結末の違いに、拍子抜けする。

そして、自分のオオカミに対する先入観に気付く。


それに気づいたとき、はっ‼︎とした…



今は分からなくても、いつか理解する時が来るかもしれない。こちらが決めつけず、色々な絵本に触れさせてあげたいと思った。


そして、私の最大の固定概念といえば、絵本の読み聞かせとは、“絵“があってこそだと思っていた。

絵がなければ、理解出来ないし、子供たちは、面白くない…と。


しかし、その私の考えは、違うと感じた。


絵がない分、話を聞いて、そのお話の世界を、自由に想像することができる。


絵があることで、分かりやすくはなるが、その世界観は限定される。


そして、さらに、興味深く感じたのは、1度目より,2度目に聞いた時の方が、より面白く感じた点だ。


1度目に、想像した世界に、2度目は、さらに上乗せされ、その世界観が、より具体的なものになる。より、その絵本の世界を細かく描き、自らその世界を冒険できるのだ。


絵本とは、文字や理屈を理解するのではなく、自分の五感で感じ、想像するものだと学んだ。


絵本の面白さを、私は改めて知ることが出来た。



私は、本を読むということに、過度な期待をしていた。

本をたくさん読む子は、賢くなる。

文字を読み、内容を理解する。それが、他の勉強に活かせるのだと。


もちろん、そういった面もあるのだろうが…



ただ、それよりも大切なのは、絵本を見て、いかに自由にその世界を想像できるかだと思った。

その自由な想像に、正解も不正解もない。


そう感じてから、早速、家でも読み聞かせを再開した。

過度な期待はせず、ただただ、その絵本の世界に、子供たちと一緒に飛び込むために…


そして、何より、私自身が、もっともっと、色々な絵本に触れたい‼︎と単純に思ったのだ。


皆さんは、好きな絵本はありますか?