本心を知りたいと思う。
だけど、
それは無理なんだ。
そう思い知った。
部活の試合と、
家族の予定。
悪天候により、
試合は2日後に順延。
応援したい。
だけど、
楽しみたい。
たくさん聞いて、
たくさん悩んだ。
正解を探した。
だけど、
分からなかった。
前日の試合。
彼女が出ることはなかった。
何を思うのか、
私は必死に探した。
だけど、
分からなかった。
そして、
家族の予定を
優先した。
そうしたい
それでいい
長女は言った。
それが本心なのか、
分からない。
家族の予定の中に、
私の予定もあった。
私も、
楽しみにしていた。
娘の部活か、
自分の予定か。
手放しで、
娘の部活を選べない自分に、
後ろめたさを感じる。
合わせるのが
難しくなった、
家族の予定。
車に揺られながら、
まだ、正解を探す。
「大丈夫?」
「大丈夫だよ。」
空が、
オレンジに染まっていく。
長女と並んで、
その景色を見た。
「キレイだね。」
夏の終わり。
子どもの成長。
切なさが、
風になって
横を通り過ぎた。
車に向かう背中を、
私はただ追いかけた。

