今週のお題「人生で一番高い買い物」
10万円。
自分で働いたお金で、自分の為に使った、1番高い買い物は、おそらくこれだ。
当時は22歳。
何となくブランド品に憧れを抱いていた時期なのだ。
免税店でブランド品を買う‼︎というのが、大人になった気がして、何だか嬉しかったのを思い出す。
現在は、買った当時のまま、GUCCIと書かれた布の袋に入れ、保存している。
ブランドのバッグは、後にも先にもこれ一つ。
その為、今でも、ここぞ‼︎という時には、クローゼットから出してくる。
約15年。
とても、大切に大切に使ってきた。
高価な物だから、当然なのだが、
当時、就職も決まり、卒論も書き終え…
バイトで貯めたお金で、初めて買った自分へのご褒美。
私にとって、人生で1番高い買い物には、その値段以上に、約15年分の大切な思い出が沢山詰まっている。
今は、“プチプラ“と言う言葉が当たり前になり、安くて、品質の良いものが手軽に買える時代。
家計を預かる身としては、非常に有難い。
しかし、安く、簡単に手に入るが故に、“その1つに対する想い“と言うのは、もしかすると、私の中で、少し薄くなっているのかもしれないなぁと感じた。
私がプチプラを選ぶ理由は…
単純に値段の安さ、そして、安いからこその、捨てやすさだ。
もちろん、安く買っても、長く持ち続けているものもあるが、買う時の、気持ちの根底には、
どこか、処分する時のことを考えている。
安いから、壊れたり、汚れたり、合わなくなったりしても、捨てる時に、捨てやすい…と。
結婚し、出産して、日々の生活に追われるうちに、物に対する考え方が、現実的になってしまった。
でも、人生で1番高価な物を買うときは違った。
大事に保管して、一生使おう‼︎と思って、購入した。
そして、現に、15年経った今も持ち続けている。
まさに、一生物だ。
改めて、とてもいい買い物ができたなぁと思う。
これからも、15年分の思い出と共に、大切にしていきたい。
これからも、当分は、一生物‼︎と決めて買い物をすることは、おそらくないんだろうなぁ。
次、一生物‼︎と決めて買うのは、何になるのだろうか…
我が家は、転勤族故、家の購入は、考えてない。
だとしたら…?
一生物とは、どういうものが多いのだろう…?
将来が楽しみだ。