『恥ずかしいんだけど、図書館で働く人になりたい。だって絵本が大好きだから。』
そう答えたのは、我が家の次女。
“恥ずかしいんだけど…“
その一言に、彼女の確かな想いを感じた。
母は、彼女が夢を持ち始めたことが、嬉しかった。
彼女は、とにかく絵本が大好きだ。
数年前、長女が幼稚園に通い始めた頃、私は、読み聞かせのボランティアに参加した。
その時から、2週間に1度、図書館に行くのが、子供達の習慣に。
1回に25冊程借りる。
1ヶ月で約50冊。
1年で約600冊。
5年以上続けている。
私が、初めて親になった時、子供には、沢山本に触れてほしいと思い、読み聞かせを頑張っていた。
ボランティアに参加したのも、そんな想いから。
その当時、まだハイハイしていた次女。
長女に読み聞かせている、私が持つ絵本を、ペラペラと、先に先にめくったり…
私達の周りをハイハイでうろうろしていたり…
そして、気がつくと、どこかに行っている。
こちらが油断したら、他の絵本をかじっていた🤣
幼い彼女は、そんな感じだった。
もちろん、毎月の読み聞かせには、彼女も連れていく。
未満児さんから年長さんまで、お兄ちゃんお姉ちゃんに混ざって、彼女も聞いていた。
今となっては、本当に申し訳ないのだが、“彼女のためだけ“の読み聞かせをあまりしてこなかった。
気付いたら、私に読んでもらうより、自分で、ペラペラ絵本をめくる方が好きになり、いつしか、自分で声に出して読み始め、いつのまにかすらすら読めるようになっていた。
親が、力を入れて、何かを求めるより、子供は、自分の力で好きなことを見つけて、どんどん成長して行くのだと、彼女から学んだ。
そこから、成長と共に、絵本を読むことが何より好きに。
テレビ見てもいいよ?と声をかけても、“絵本を見る“とこたえるほど。
恥ずかしながら、私が自分の意思で本を読み、楽しいと思えたのは、高校生の頃。だからこそ、我が子ながら、彼女の本に対する想いには、一目置いていた。
だから、そんな彼女の、図書館で働く人になりたい‼︎という、言葉に、私は感動した。
好きなことを見つけて、夢を持つ。
難しいことだ。
小学生になったばかりの彼女…
見た目はまだまだ小さな彼女が抱いた、大きな夢。
母は、そんな彼女の夢を,全力で応援したいと思った。