中学時代、ソフトボール部に所属していました。
県大会優勝経験もあります。
引退までの2年半、生活の全てを、ソフトボールのために捧げました。
先生も、練習も厳しく、毎日やめたいと思っていました。
年頃にも関わらず、おしゃれや流行とは無縁の生活。
とにかく辛かったです。
そして今日、主人の会社のレクレーションで、ソフトボールをしました。
12年程前に、当時勤めていた、銀行のソフトボール大会に参加して以来です。
私の記憶が正しければ、それ以来、ボールやバット、グローブに触れていないと思います。
久しぶりにソフトボールができることを、楽しみにしていました。
部活をしていた時からは、考えられない感情です。
自分で言うのもおこがましいですが、経験と実績、そして、日ごろの運動量には自信がありました。
ただ、懸念点としては、ブランクの長さと年齢です。
しかし、実際に、グラウンドに入り、ボールを手に持った瞬間、大丈夫だと確信しました。主人を相手に、キャッチボールやバッティング練習をしました。練習をすればするほど、どんどん体が、当時の動きを思い出していきます。これこれ‼と嬉しさがこみあげてきます。
そして、試合が始まりました。私以外は全員男性だったので、最初は、少し怖さも感じていましたが、それも最初だけで、いつのまにかそんな怖さも忘れ、夢中になっていました。私の体は、ちゃんと、試合の動きを覚えていました。
普段は、一切運動をしない主人と、ここまでがっつり運動をしたのは初めてで、とても楽しかったです。そして、その姿を、子供たちにも見せることができ、ママ凄い!!!!!ととても喜んでくれました。私自身も、本当楽しくて、主人や子供たちが、疲れて早々に寝てしまった今も、私はまだまだ嬉しさの余韻に浸り、このブログを書くことにしました。
まだまだ少女だった頃の私は、ソフトボールが、嫌いで嫌いでたまりませんでした。
しかし、20年以上の時を経て、それを楽しいと思える日がきました。そして、その楽しんでいる姿を、我が子に見せることが出来ました。
人生って面白いな…と思います。
あんなに嫌いだったことを、心から、楽しいと思える日が来るのだから。
でもそれは、ただ、時間が経ったからではありません。
当時の厳しい環境の中で、毎日、沢山沢山練習をしました。沢山沢山泣きました。沢山沢山怒られてきました。沢山沢山壁にぶつかって、その度に1つずつ乗り越えてきました。ただ、当時の目標だった、全国大会に出場する、という夢は、叶えることができませんでした。
でも、一生懸命頑張った日々は、私に努力をすることの大切さと、少しの自信を与えてくれました。それは、その後の私にとって、大きな力となりました。
そして、そのおかげで、ソフトボールに打ち込んでいた日々を、自分自身の中で、肯定できるようになりました。
そして今日、私は、楽しんでプレイをしました。
中学生時代の私、辛い中でも、逃げずに頑張ってくれてありがとう。
その時の頑張りが、20年以上の時を得て、今、私を楽しませてくれているよ。
きっと人生って、そんなことの繰り返し。
だとしたら、今、目の前にあることを一生懸命頑張っておこうと思える。
夏休みが始まって1週間。早くも、目の前の宿題から、目を背けそうになっている我が子たち。
とにかく、一生懸命頑張ってほしい…
今嫌なことも、いつか好きになるかもしれないよ♡