hayaokishufu’s diary

午前3時から始まる早起きママの日常

親子3世代続く本が今読みたい!!

今週のお題「読みたい本」

小さな恋のものがたり

 

ここ数年は、常に何かしらの本を読んでいる。

今現在でいうと、絵本から財務諸表分析の本まで、私のいつも座る場所には、その時の自分の興味に合わせた本が、すぐ手の届く場所にある。

 

そんな中で、今あえて読みたいと思うのは、「小さな恋のものがたり

漫画が、このお題に当てはまる、本のカテゴリーなのかどうかは分からないが、まさに、我が家に積み上がっている本。

 

正確に言えば、もう一度読みたい!と言った方がいいのかもしれない。

 

この本の持ち主は、実家の母。

母が学生時代に読んでいたもの。

母が結婚する時に持参してきたらしい。私が物心ついた時から、母の部屋の本棚にあった。母曰く、一応、当時は全巻揃えたらしいが、今は、数冊抜けているかもしれないとのこと。

 

Wikipediaで知らべると、当時の最終巻は43巻だったらしいが、その後、44、45、そして2022年に46巻が刊行されている。

 

 

時が経ち、その後、私と双子の姉が、小学生の時に、読んでいた。

おそらく、人生で唯一、最終巻(当時の時点で)まで読んだ漫画が「小さな恋のものがたり」だと思う。あまり、漫画本を買って読むことはなかった幼少期だが、この本だけは、夢中で読んでいた。

 

そして、今この本に夢中になっているのが、私の小学生の娘たち。

今年の春、実家に帰省した時に、母が、子供たちのために出してくれていた。

自分たちの年齢のことも考えて、できるだけ、実家の断捨離をしていた母が、もう読まないし、捨てるか、売りにいこうと思っていたけど…と話していた。

 

処分する前に、実家に滞在中の、子供たちの暇つぶしになれば!と軽い気持ちで出してくれていたようだが、最近”漫画”というものの存在を知った彼女たちが、何気なく手に取り、読み始めてみると、すぐに夢中になった。

 

そんな彼女たちが、続きが読みたいとのことで、とりあえず、6冊だけ持って帰ってきた。しかし、残りの春休み期間で、全部読んでしまい、その後も、繰り返し、何回も何回も読んでいた。

そして、そんな彼女たちのリクエストで、先月、母がこちらに遊びに来た時に、また、続きを、数冊持って来てくれた。今も、夢中になって読んでいる。

 

その様子を見ていて、ふと、”親子3世代続くものがあるってすごいな”と思った。よく、テレビなどで、親子〇世代続く‼といったワードを耳にすることがあっても、それは、本当に特別なことで、自分の身に起こることではないと思っていた。

 

でも、実際に、親子3世代続いている現実を目の当たりにすると、なんだか嬉しくなった。母も、当時は、そんなつもりはなかっただろうし、私も、将来自分の子供が、同じ本を読むことになるとは考えもしていなかった。

 

ただ、おそらく、母がいろいろな思い出とともに、ずっと大切に保管していたからこそ、娘、そして孫へと、つながっている。

 

そう考えると、私も改めて読んでみたくなった。

 

今なら、ネットで、簡単に、あらすじを追うこともできるし、発行された当時のことを調べることもできるけど、あえてしていない。

改めて、自分で読みたい。そして、今度実家に帰った時に、この本のことについて、娘たちと一緒に、母にいろいろ聞いてみたいと思った。

 

先日、隣の部屋で、宿題をしていたはずの子供たちが、私がのぞきに行くと、宿題もせずに、この本を真剣に読んでいた。いつもなら、漫画読んでないで、早く、宿題をしてしまいなさい!と注意する場面だが、この本に限ってはできなかった。

 

親子3世代続く漫画を、楽しそうに夢中で読んでいる我が子たちの様子が、とてもいい光景だなぁと思ってしまったから…

 

どの世代の人をも、夢中にさせてしまう、この本のもつ力はすごいと改めて感じました。

この漫画、読んだことのある方、おられますか?