久しぶりに電話で話をした。
およそ2年半ぶり。
少しほっとした。
当時、家族の間で、考え方の違いから、少し揉めていた。
私は、すでに、実家からは離れているので、その状況を、ただ電話で聞いてるのみ。
しかし、結局、解決しないまま…
私も、何となく実家から距離を置いた。
それまでも、1年に1度帰省するかどうかだったが、電話は、頻繁にしていた。
しかし、距離を置いたことで、電話もしなくなり、コロナ禍ということもあり、帰省できないことも、さほど違和感なく受け入れていた。
しかし、その間、日常に疲れ、少しゆっくりしたい、と思ったときに出る言葉は…
『実家に帰りたい』
そして、親の年齢も考えて、ふと、これからどうなるんだろう…と思ったり。
さらに、昨年辺りから、地元には2回ほど帰ったが、実家には立ち寄っていないため、何だか帰ってきた気がしない、不思議な感覚…
ただ、当時の親の言動に違和感を感じて、こういう選択をした。おそらく、あのまま連絡をとり続けていたら、私も揉めていたにちがいない。
仕方ない…
コロナでどうせ会えないし…
と、自分の選択を、どこか正当化しているところがあった。
しかし、たまたま、知り合い伝いに、親の近況を耳にし…
何だか、ふと…
連絡しようと思った。
我が家の雰囲気として、気まづい時に、頼れるのが父親。
昔から、普段よく会話をするのは、断然母親だったが、よく怒られていたのも母親。
だから、その母と喧嘩したり、母には怖くて言えない時は、父を頼っていた。
だから、今回も、まずは、父の携帯にかけた。
が、4度かけても出ない。
その為、意を決して、母にかけた。
携帯を両手に握るも、かけるのを躊躇していると…
『怖いなら、私がかけようか?』と次女。
お願い…
と言いそうになったが、そこは我慢した。
結局、母も出なかった。
少しホッとした。
それから、2時間後に、母から折り返しがあり、2年半ぶりの会話。
最初は、身構えていたが、次第に、普段通りの日常会話。
それは、母の声や、会話のテンポが、昔のままだったから。
2年半空いていたのかな?
と思うほど。
やっぱり、これが親子なのかな。
10分ぐらいの会話だったが、とても安心した。
今年の春は、1度、実家に帰省しようと思っている。
おそらく、実家に帰るのは、3年以上ぶり。
しかし、帰省に対しても、親に対しても、3年分の‼︎…といった、身構えた感情は抱かない。
ただ、いつものように、家に入るなり、荷物を置いて、疲れた〜‼︎とリビングのソファにダイブしようと思う。
きっと、それが実家であり、親子なんだと思う♡