人に何かを披露する時の緊張感を、久々に味わった。
おそらく、今年1番緊張した。
しかし、その緊張感を乗り越えると、とても清々しい気持ちになった。
この緊張感…忘れてたな…
昨日、読み聞かせボランティアの練習で、人前で絵本を読んだ。
実際は、子供達の前で読むのだが…
練習は、もう何十年も、読み聞かせをしてこられている方の前だった。
とても貴重な機会だ。
それが決まったのが前日。
何をしていても、どこか落ちつかない。
朝起きて、いつも通りのルーティーンをこなすのだが、心ここに在らず。
約束の時間が近づくにつれ、もう何が何だかよく分からない。
実際にお会いすると、もう緊張はピーク。
久々に大きく深呼吸をして、息を整えた。
そして、読み始める…
が、最初は、ページをめくり間違えたり、噛んだり…
緊張を絵に描いたようなミス。
しかし、そのミスを客観的に捉えられている自分に気付き、そこで気持ちが落ち着いた。
そこからは、絵本の世界を感じながら、自分らしく読むことができた。
そして、読み終わり、本を閉じる。
また深呼吸をし、息を整えた。
一気に緊張が解けたからか、少し手が震えていた。
わずか、10分の出来事。
この緊張感…久しぶりだった。
人前で何かを披露すること…
それに対して、直接、何かしらの評価を受けること…
学生時代も、独身時代も、何度もこの緊張感を乗り越えてきたが、主婦の生活になり、こういった緊張感からは、離れた生活を送っていた。
だからこそ、自分の感情が、新鮮だった。
良い評価ばかりを受けた訳ではない。
いくつかのアドバイスも受けた。
しかし、自分のした事を、誰かに受け止めてもらい、それに対して、良くも悪くも評価してもらえることが、嬉しかった。それだけで、とてもやり甲斐を感じた。
主婦の生活…私なりに、日々やり甲斐も感じているし、それに対して、何か評価を受けたいとは思っていない。
だけど、これから生きていく上で、少なくとも、私の生活には、こういった刺激も必要だと感じた。
専業主婦をしていると、、色々なことを、自分1人で完結しがちだ。
特に、コロナ禍になってからは。
しかし、子供たちも大きくなり、時間的余裕も多少はできた。
仕事に限らず、色々なコミュニティに参加し、また、こういった刺激を受けたいと思った。
帰宅後、緊張の疲れが一気に来た。
“人前で絵本を読む“
字面だけ見ると、大したことないように思うが…
なんでこんなに緊張するのだろう。
絵本のチョイス、声の大きさや高さ、読むリズム、絵本の持ち方…気にする事は沢山ある。
何より,読み聞かせとは、“誰かに何かを伝えること“
やはり、受け取り手の反応を意識するからこそ、緊張してしまうのか?
不思議だ…
しかし、昨夜は、安心して、ぐっすり眠れた。
それにしても、久々の緊張感を前にして、やはりその解し方は、深呼吸だった。
あまりにもベタだか、それでかなり落ち着いた。
緊張の解し方…昔はどうしていたのだろう…
ふと気になった。
緊張の解し方…何かいい方法は、他にもあるのかな?