約10年ぶりに国際空港を訪れた。
ドラマ『NICE FLIGHT』の影響で、飛行機が離着陸するところを、実際に見たいと思ったから…
実際に、展望台から見る、本物の飛行機や滑走路は、迫力が違う。
特に、飛行機の音。
飛び立つ時の、低音で重厚感のある音は、体全体に響き渡る感覚がする。
あまり、天気は良くなかったのだが、普段中々目にすることができない光景に、子供達も、大興奮だった。
ドラマの影響を、まだまだ受けている私は、実際に飛行機が飛び立つ瞬間を、何度も、動画や、写真に収めた。
(動画編集やアルバム整理が楽しみ♡)
旅先で、自分にお土産を買うことは、普段しないのだが、思わず、空港限定のキーホルダーを購入してしまった。
展望台から戻るバスの中で、イヤホンをつけて、ドラマの主題歌を聞き、余韻に浸ったりもした。
そして、せっかく空港まで来たのだからと、わくわくしながら、ターミナルにも足を運んだ。
しかし、そこで目にした光景には、少し、寂しさを感じずには、いられなかった。
大きな空港が、とても、薄暗く、閑散としていた…
今のご時世、当たり前なのだが。
私の中の空港は、学生や社会人時代に利用していた、旅へ出発するわくわく感や、旅から戻って来た充実感に溢れて、もっとキラキラしたイメージだったから…
ニュースなどで、利用者の減少や、入国制限等は知ってはいたが、その現実を実際に目の当たりにすると、今の世の中の現実の深刻さを、改めて感じた。
約10年ぶりに訪れた私が感じるのだから、
毎日、あそこで仕事をされている方にとっては、色々な意味で、とても辛い現実なのではないかと思った。
ドラマの中で、『空港は、現実と非現実の乗り継ぎ地みたい』というセリフがあった。
空港や飛行機を利用する時の、言葉ではなかなか説明し辛い、どこか、宙に浮いたような、あのわくわくとした高揚感の意味は、これだ‼︎と、私の中で、とても腑に落ちる、印象的なセリフだった。
早く、空港が、そういった場所に戻って欲しいなぁと思った。
今度、我が家が空港を利用するときは、何も制限なく、何も心配することなく、ただただ、旅を楽しみに、わくわくした気持ちで、飛行機の搭乗を待つ場所に…
そして、充実した旅の思い出と共に、帰て来られる場所になっていて欲しいな、と強く思った。
10年振りに訪れた空港で、今の現実を知り、寂しさを感じた反面、それでもやっぱり、明るい未来を描ける場所だと感じた。