昨日、3つの家電を手放した。
炊飯器、ホームベーカリー、DVDレコーダー
レコーダーは故障だが、炊飯器、ベーカリーについては、半年以上使用がなく、今回の大掃除を機に、手放すことを決断した。
レコーダーは、春先に故障し、次を、購入するかどうか、ボーナス時まで保留にしていたが、結果、購入しないことにした。
やはり、録画したいな…と思ったり、DVDが見れない不便さを、多少は、感じる。
しかし、ないならないなりに、生活していけると、この数ヶ月で実感した。
先日より、各局、大型歌番組があり、以前なら、録画して、後からゆっくり見ていたが、今年は、それが出来ない。
主人が、事前に、見たいアーティストの出演時間を調べ、その合間で、家事や買い物をこなしていく。
そして、その時間になると、家族4人で、テレビの前に座り、食い入るように見た。
見終わると、感想等が矢継ぎ早に飛び交う。
何だか、いいなぁと思った。
以前なら、各々が、それぞれの時間に、ダラダラ録画を見ていたのが、レコーダーがないと、みんなが同じ時間に、テレビの前に、座り、集中する。
ただよう昭和感…
家族でテレビを見る、ということが、こんなに楽しい時間なんだと、改めて感じた。
明後日からは、夏休みが始まる。
おそらく、今年もステイホームが多くなるだろう。
今は、それ以上に、それがないことで、どんな時間がうまれるのか、ある意味楽しみだ。
炊飯器とベーカリー。
この2つは、故障ではない。
単純に、使用しなくなり、その役目を終えた。
ご飯は、お鍋かレンジで、パンは、全工程を手ごねで作るようになり、半年以上前から、使わなくなっていた。
家電を使うと、ボタンを押せば、あとはほったらかしにしておける便利さがある。
しかし、ご飯なら、途中で、火加減やW数を変えたり、手ごねパンは、その日の状態で、微妙に水分量を調節したり等、出来上がるまでの、そのひと手間が、とても楽しいし。
そして、アレンジも無限大。
もちろん、この半年の間に、時には、その手間が、面倒に感じることもあった。時間がない時もあった。
しかし、その不便さがあることで、どうやったら、早くできるだろうと考え、思考錯誤する。
そして、その思考が、新たなアレンジに繋がったりもする。
今は、ご飯を食べる、パンを食べる…までの、その工程がとても楽しい。
だから、今回、思い切って手放す決断をした。
今は、本当に便利な時代になった。
手軽に、時短に、何でもできるようになり、その便利さに、感動し、ワクワクしたりもする。
これからも、どんどん、便利さを求めていきたい。
しかし、その一方で、不便さにも、楽しさがあるということに気がついた。
時間をかけて、こだわることもできる。
逆に、どうすれば、早くできるのか、必死で考える。
そして、その日の気分で、アレンジを加えることができる。
世の中、不便なことがあったからこそ、便利なものが生まれてきたのだから、生活の中で、不便さを感じるということも、そう、悪いことではない。
3つの家電とさようならをして…
ふと…
私はこれからも、便利さにワクワクして、不便さを楽しめる生活ができたらいいなと思えた。