今週のお題「試験の思い出」
就活時代から、銀行に入社したら、試験ばっかりだよ!と聞いていたが…
実際は…
試験ばっかりだった。
特に、証券外務員、生保、損保の資格試験等は、合格しなければ、仕事ができない。
不合格となれば、昇級にも影響する。
仕事として、試験を受けさせて頂くので、絶対に落ちることはできない‼︎
常に、そんなプレッシャーとの戦いだった。
平日は、通常通りの仕事をし、帰宅後、睡眠時間を削って、試験勉強。
もちろん、土日も、家にこもって勉強。
試験前は、なかなかハードな日々を送っていた。
きっと、当時は、とても大変だったが、そんなハードな日々が、今の私を形成してくれた。
銀行を退職してからも、FP、簿記、宅建…
資格試験の挑戦を続けている。
その話を、何気なく、周囲にすると…
凄いね‼︎大変じゃない?
と、びっくりされることが多いが、
私自身、家事、育児の合間の勉強も、仕事をしてから、寝ずに勉強をしたあの頃に比べれば、あまり苦には感じない。
むしろ、自分の知らないことを学び、その結果、合格という”自信”を、手に入れることができる達成感の方が、大きいのかもしれない。
そして、その達成感は、社会人時代よりも、今の方が優っている。
2人目出産後、初めて受験したのが、FP2級。
銀行員時代、FPについては、前述したものとは異なり、任意の試験だったため、記念受験を繰り返していた。
しかし、退職後も、合格出来なかったことが気がかりで、最後までやり切ろうと決めた。
幼い2人の子育ての合間や、夜、寝かしつけた後の勉強。
今よりも、その時間を確保することが、困難だったが、自分だけの為の時間を持てることが、嬉しかった。
そして、試験当日。
子供たちを、主人にお願いし、試験会場へ向かう。
自分1人の外出も、会場に入って、等間隔に並べられた座席の光景、席に着席した時の緊張感、机の上に、鉛筆や消しゴム、受験票を並べる試験前のルーティン…
そして、何より、解答用紙に、”自分の名前”を書くことが、あまりにも久しぶりすぎて、そんな、数年前まで当たり前だったことが、当時の私にとっては、心躍る経験だった。
子供の”母”、夫の”妻”としてではなくて、”私が、私だけのために”そこに存在できること、そして、行員時代の、ハードな日々や、プレッシャーを、懐かしく、思い出せることが、嬉しかった。
そんな、行員時代の精神的にも、肉体的にもハードな試験の思い出と、のちに、その日々を久しぶりに思い出せた喜びが、子育て中心の今も、資格試験を受け続ける、私の原動力になっている。
そして、そんな試験の思い出を振り返っている最中に、インターフォンがなる。
来月受講する、宅建の実務講習のテキストが届いたのだ。
何というタイミング…
でも、このブログを書くことで、昨年の試験合格後、勉強から遠ざかっていた私のスイッチが、また入った気がする。
よし、今度は、講習を無事に修了できるように、また頑張ろう♡