勝負中、長女の顔が曇り、テンションが下がっていくのを感じていたが…
手加減せず、圧勝した。
オセロをしたのは、20年以上振り。
昔は、得意だった‼︎と長女に自慢した手前、負ける訳にはいかない。
しかし、あまりにも久しぶりだった為、内心は不安だった。
私の前に対戦した主人は、長女に負けたらしい‼︎
えっ‼︎
そんなに強いの?
黒か白、先攻か後攻…全て彼女に選んでもらい、大人の余裕を見せていたが…
内心は不安。
序盤、まだ、板の真ん中に集中して、勝負をしている時は、次に置く位置しか考えられず、昔の感覚が掴めずにいた。
やばい‼︎負けるかも⁈
負けた時の、言い訳すら考え始めた。
しかし…
最初に角を押さえた時から、板の全体を見渡せる様になり…
自分自身はもちろん、彼女の数手先も読めるようになってきた。
あっ、この感覚だ‼︎
一気に童心に帰った気がした。
そこからは、勝負がつくまで早かった。
しっかり、4つの角を取り、板の上は、ほとんど白くなった。
嬉しい‼︎と言うより、安心した😮💨
長女が、オセロを含むゲームセットをサンタさんにお願いした時、何度も確認した。
えっ‼︎本当にいいの?
10歳の女の子…
もっと、今どきな、キラキラした物の方がいいんじゃないのか…
しかし、そんな、母のお節介な心配を他所に、彼女は、一貫して、ゲームセットをお願いした。
サンタさんから届いて以降、彼女は、ずっとそれで遊んでいる。オセロの他にもホッケーや将棋など、さまざまなゲームを楽しむ事ができる。
私たち世代は、ホッケーと言えば、東京フレンドパーク‼︎
テレビで見る世界が羨ましくて、ゲームセンターでよくやっていた記憶が蘇る。
こうやって、時代って、受け継がれていくんだなぁ…
ついつい、昔とか今とか、勝手に線引きをしてしまうけど、楽しいものは、昔だろうが、今だろうが関係なく、いつやっても楽しいのだ。
久しぶりにオセロをして、そんな当たり前のことを、改めて感じた。
オセロは、ずっとずっと昔からあり、老若男女問わず楽しめる…
20年以上振りにやっても、やっぱり、変わらず楽しい♡
オセロ1つで、家族、親戚中がそこに集まり、盛り上がっていた頃を思い出し、懐かしくもなった。
コロナ禍の今から考えると、とても幸せな光景だ。
オセロは、偉大なのだ。
来月、地元に帰る予定があり、持って行こうね!と長女と約束した。
また、昔みたいに、オセロを囲んで、みんなで、楽しい時間を過ごしたくなった。
そして、久々にオセロをするであろう大人達が、誰か長女に負けて、悔しさを滲ませている姿を見たい笑‼︎
それまでに、長女を鍛えよう笑
きっと、笑いの耐えない時間になること間違いなし‼︎