今週のお題「ホーム画面」
ホーム画面は、真っ黒の壁紙。
以前まで、壁紙は、子供や家族、お気に入りの風景等、その時の気分によって、変えていた。
もっと遡れば、若かりし頃は、好きなアイドルの写真や、プリクラを撮った際に,携帯に転送した画像等を設定していた。
しかし、一度変えると、やはり飽きがくる。だから、また変える。その繰り返しになる。
さらに、その壁紙も、その時の気分で選んでいるので、日によって、その気分ではない事もある。
そうなると、キリがない。
アプリも、以前は、なんとなく、自分の使いやすいように、並び替えていたが…
今は全くだ。
元々入っているアプリも、自分で入手したものも、自動的に配置されているまま。
最初は、多少使いにくいが、自分に合わせて並び変えるのではなく、自分が合わせにいくスタイル。
慣れれば、それが“自分スタイル“になる。
壁紙と一緒で、都度並び変えていては、キリがないと思うようになってきた。
年齢を重ねるに従って、“simple“を好むようになった。
特に、スマホの様に、自分が身につけたりするもの、長く使う予定のものは、なおさらだ。
例えば、服なども、昔は、その時の流行色を意識していたこともあるが、今は、黒、白、グレー、紺を意識的に選ぶようになった。
年齢のせいなのだろうか…
自分の身の回りをシンプルに保つことで、思考や行動も、余計なことが削ぎ落とされて、簡潔に進めることができる気がしている。
特に、今は、スマホ1つで何でも出来る時代。
この小さな薄い物体の中に、大切なことが色々詰まっている。
いわば、私の脳内の縮図である。
その携帯のホーム画面がごちゃごちゃしていると、作業が思うように進まない。
さらに、定期的に片付ける時間が、もったいない。
テスト勉強をしようとしても、机の上の片付けに時間がかかり、肝心の勉強が全く進まないという、学生時代あるあるに似ている。
ならば、始めから散らかさない、散らかる原因を作らない。
その想いが、今の私の“ホーム画面“には詰まっている。
………やはり、これは、年齢を重ねた証拠なのだろうか。